山口県周防大島町家房で、2018年8月12日から行方不明の、
藤本理稀(よしき)ちゃん(2歳)
が、いまだ見つかっていない状態で心配ですね。
12日の午前中に祖父と、理稀ちゃんの3歳の兄、そして理稀ちゃんの3人で海岸へ向かう途中、理稀ちゃんが自宅方向へ引き返し、そこから行方不明になってしまいました。
しかし、ここまでの捜索では何も手がかりがつかめておらず、捜査関係者からは猛禽類(もうきんるい)にさらわれるというケースも考慮しているそうです。
そうはいっても、日本に子供一人を連れされるくらいの猛禽類って生息するんでしょうか?
【行方不明】山口2歳男児は猛禽類にさらわれた?
事件の概要
山口県防府市から周防大島町の曽祖父宅へ帰省していた、藤本理稀ちゃん。
8月12日の午前中に、祖父と3歳の兄、そして理稀ちゃんの3人で海岸へ向かっていったそうです。
曽祖父宅から海岸へは約400m。
そして途中で理稀ちゃんはグズりはじめ、家の方へ一人引き返したのが、家から約100m地点のところ。
それを祖父は、理稀ちゃんが家から20mほどのところまで歩いて行ったのは確認していたといいます。
祖父と理稀ちゃんの兄、そして理稀ちゃんの3人が出発した約5分後に、母親が他の子供達と家を出ましたが、理稀ちゃんと合流することはなく、そのまま行方不明となりました。
このように家から非常に近距離の場所で起こったことであり、現時点までは事件の可能性は低いとみていますが、ため池や水路での捜索、さらに警察犬が出動するも手がかりはありませんでした。
猛禽類がさらった?
子供が突如さらわれる『神隠し』的な事件はありますが、今回のように田舎での神隠し事件は、時として、
猛禽類
によってさらわれるというケースもあるそうです(信じられませんが^^;)。
過去にもそういった事件は多々あったそうで、
畑で行方不明になった子が、見つかったときには約2キロも離れた山中の崖の下
だったり、
母親の実家に帰省していたときに行方不明になり、数時間後に実家から数百メートル離れた山中で発見された
というケースはありました。
日本に生息する猛禽類って?
まず猛禽類とは、
鋭い爪と嘴を持ち、他の動物を捕食(または腐肉食)する習性のある鳥類の総称
引用元:Wikipedia
ということです。
しかし、猛禽類の可能性もわかりますが、子供をさらえるくらいの猛禽類が日本にも生息するんでしょうか?
それを考えると油断できないし怖いですが、ザッと見てみましょう。
オオワシ
全長約95cm
翼開長220~245cm
タカ科オジロワシ属
くちばしと足がもう・・・。
オジロワシ
全長89cm
翼開長170~230cm
タカ科オジロワシ属
勇ましい姿ですが、小さな動物なんて簡単にさらっていってしまうのでしょうね・・・。
イヌワシ
全長81~89cm
翼開長170~210cm
タカ科イヌワシ属
こちらも顔つきが勇ましいですが・・・くちばし(汗)
クマタカ
全長72~80cm
翼開長140~165cm
タカ科クマタカ属
よく考えると、全長70~80cmなんて、大型犬並みですよね・・・(汗)
トビ
全長58~68cm
翼開長150~160cm
タカ科トビ属
トビは日本で一番身近な猛禽類ですね。
「ピーヒョロロロロ・・・」という鳴き声はよく知られています。
サシバ
全長58~68cm
翼開長150~160cm
タカ科サシバ属
サイズ感はトビに近い渡り鳥。
「サシバの渡り」という大規模な渡りが有名です。
ミサゴ
全長57cm
翼開長145~175cm
ミサゴ科ミサゴ属
魚を補足することから「魚鷹(うおたか)」の異名を持ちます。
カンムリワシ
全長55cm
翼開長123~155cm
タカ科カンムリワシ属
日本では、八重山列島:石垣島、西表島、与那国等で生息します。
ハチクマ
全長57~61cm
翼開長120~135cm
タカ科ハチクマ属
なんと蜂を主食にする珍しい猛禽類、ハチクマ。
スズメバチやアシナガバチまで食べてしまうらしいです。
ノスリ
全長55cm
翼開長122~137cm
タカ科ノスリ属
奈良時代に「くそとび」なんて名前をつけられていたそうで(ひどい!)、理由としては鷹に似ているけど鷹狩には使えない、役に立たない鷹という由来から。
それにしたって、もっといい名前つけてあげなきゃ可愛そうです^^;
オオタカ
全長50~56cm
翼開長105~130cm
タカ科ハイタカ属
日本において「鷹」といえば、このオオタカ!代表格です。
チュウヒ
全長48~58cm
翼開長113~137cm
タカ科チュウヒ属
日本には越冬のために飛来する冬鳥です。
かつては北海道や本州北部で繁殖していましたが、今では中部・近畿・中国地方でも確認されています。
ハヤブサ
全長42~50cm
翼開長80~120cm
ハヤブサ科ハヤブサ属
体重1.8kg以下の鳥類(スズメ・ハト・ムクドリ・ヒヨドリなど)を食べます。
ハイタカ
全長32~39cm
翼開長101~115cm
タカ科ハイタカ属
「疾き(はやき)鷹」が語源で、それが転じて「ハイタカ」となったそうですよ。
チョウゲンボウ
全長30~33cm
翼開長65~82cm
ハヤブサ科ハヤブサ属
トンボの方言の一つである「ゲンザンボー」が由来ではないかと言われています。チョウゲンボウが飛んでいる姿を下から見ると、トンボが飛んでいる姿を彷彿とさせ、
「鳥ゲンザンボー」⇨「チョウゲンボウ」
となったと考えられています。
ツミ
全長27~30cm
翼開長52~62cm
タカ科ハイタカ属
爬虫類、小型哺乳類、昆虫なども食べます。
まとめ
日本の田舎の地域において、突如小さな子供が神隠しのようにいなくなる(行方不明になる)というのは、猛禽類の可能性があることをお伝えしてきました。
日本にもこれだけの猛禽類が生息しているわけですが、全長が大きいものから小さいものまで多様ですね。
しかし、全長の大きいものからしたら、1~2歳の子供をさらうくらいの力は余裕であるわけで・・・とにかく、理稀ちゃんが無事に戻ってきてくれることだけを祈ります!