2018年に41回目を迎える
24時間テレビ 愛は地球を救う
に、X JAPANの
YOSHIKIさん
が、初めて出演されます。
ロサンゼルスでパフォーマンス後に、その足で日本に緊急帰国されるそうですが、YOSHIKIさんがチャリティー番組に出演されることになったのはなぜでしょうか?
YOSHIKIさんとチャリティーの関係や、YOSHIKIさんのこれまでのチャリティー活動とは一体どんなものだったのでしょうか?
【24時間テレビ】YOSHIKIとチャリティーの関係とは?
YOSHIKIさんは、千葉県館林市の老舗呉服店を営む両親の2人兄弟の長男として生まれました。
お父さんはジャズピアノ、お母さんは三味線、叔母は琴の演奏を嗜み、両親の本業が音楽とは全く関係がなくとも、常に音楽が身近に感じられる環境でした。
YOSHIKIさんの誕生日には楽器を買い与えられるのが恒例で、4歳にはピアノ、10歳にはトランペットなどを買ってもらっていたとか。
しかし、その10歳の誕生日の翌年8月に、お父さんが自ら命を絶ってしまいます。
このように、幼少の時にお父さんを失った経験がありチャリティー活動を始めたようですが、とりわけ遺児救済に関わる活動には積極的だそうです。
小さい頃に父親を失った自分と、遺児たちを重ね合わせているのかもしれません。
YOSHIKIのこれまでの慈善活動は?
アメリカをはじめとした海外では、セレブと呼ばれる有名人がこぞってチャリティーに関心を持ち、参加する話をよく聞きますよね。
海外でも知名度のあるYOSHIKIさんもその一人。
これまでの慈善(チャリティー)活動を追っていこうと思います。
コンサートに孤児を招待
2009年1月16日、X JAPAN香港公演『X JAPAN WORLD TOUR LIVE IN HONG KONG』にて、孤児を招待しました。
その人数なんと、200人!
そして、そのライブの収益の一部は、地元非営利団体「仁愛堂」へ寄付されました。
学校へ楽器を寄付
1995年の阪神・淡路大震災の際、被災地の小中学校にピアノを10台寄贈しているそうです。
また2009年、中国政府の要請で(政府の要請?!)、四川大地震の被災地と孤児院を慰問し、仮設の校舎の施設内に音楽室を建設しました!
ピアノにオルガン、木琴なども寄付したということです^_^
基金の設立
2010年には、遺児の保護や難病を抱えた子供の救済などを目的とした基金、
YOSHIKI FOUNDATION AMERICA
を設立し、より継続的な支援を目標としています。
基金設立後は
グラミー・ファンデーション(世界最大の音楽賞・グラミー賞の運営団体)
聖ヴィンセント・ミールズ・オン・ホイールズ
メイク・ア・ウィッシュ・オブ・アメリカ
にそれぞれ寄付をしています。
YOSHIKI FOUNDATION AMERICAはカリフォルニア州の非営利公益法人として、内国歳入法501条(c)3項の認可を受けています。
*内国歳入法501条(c)3項って?
米国において、内国歳入法典第501条C項3号の規定に基づき、連邦法人所得税免税や寄付税制上の優遇措置などの対象となる免税(Exempted)非営利公益法人。
引用元:公益法人関連用語集
東日本大震災
Yahoo! JAPANのチャリティオークションで、X JAPANのコンサートで使用した、
カワイのクリスタルのピアノ「CR-40A」
をはじめ、自身の愛用品を出品。
落札金額は全額日本赤十字社へ寄付されました。ちなみに、落札金額は、
¥11,001,000
だったそうです。さすが影響力のある人は違います!
さらに、交流のあるハリウッドの著名人にも義援金協力を呼びかけ、
マリリン・マンソン
レッド・ホット・チリ・ペッパーズのアンソニー・キーディス
マーベル・コミック・キャラクターの生みの親・スタン・リー
映画「キューティ・ブロンド」でお馴染み、リース・ウィザースプーン
など、そうそうたるメンバーが寄付に協力しました。
チャリティオークション
やはり、人気ロックバンドのスターである以上、チャリティオークションへの出品物はハンパないものばかり^^;
まず、2012年アメリカ最大のボランティア支援団体である「ポインツオブライト財団」が開催するイベントで、慈善団体への寄付を目的としたチャリティオークションでYOSHIKIさんは、
プライベートでディナーをともにできる「プライベートディナー権」
を、出品!
37,100ドル(US)で落札されました。
約400万くらいでしょうか・・・す、すごい^^;
同じく2012年に、一般財団法人「メイク・ア・ウィッシュ・オブ・ジャパン」の20周年を記念したチャリティオークション。
YOSHIKIのピアノでX JAPANの曲を歌う権利
を出品し、こちらは¥3,005,000で落札!ファンにとってはお安いものなのでしょうか(汗)
さらに2014年にも、YOSHIKI FOUNDATION AMERICAとグラミー・ファンデーション・ミュージケアーズを通じてプライベートディナー権を出品し、上位二人が落札し、その合計落札額が、
62,000ドル(US)
でした。
680万円くらいでしょうかね。それにしてもすごい・・・。
災害支援とメッセージ
2016年の熊本地震への義援金として、自身のYOSHIKI FOUNDATION AMERICAを通じ、日本赤十字社に
1000万円
を寄付。
東北大震災の時も同様、今回も被災地で秩序を守り、冷静な行動をとる被災地の皆様の姿にとても感動します。世界からも賞賛されるこういった日本人の心も今後世界に伝えたい
引用元:音楽ナタリー
YOSHIKIさんは1994年に、アメリカのロサンゼルス地震(ノースリッジ地震)を経験しており、被災地の治安悪化が問題視されていたことを振り返りながら、熊本地震についてこういった言葉を述べました。
そして2017年、アメリカ・テキサス州のハリケーン・ハービーによる被害。
その支援として、YOSHIKI FOUNDATION AMERICAを通じ、アメリカ赤十字社に25,000ドルを寄付。
アメリカに住む僕にとっては、とても他人事とは思えない出来事でした。テキサス州で今苦しい状況と闘っている多くの方々へ、ほんの少しでも力になることができるならと思います
引用元:BARKS
国は関係なく困っている人がいたら、黙ってはいられないのでしょう・・・。
2018年の7月。西日本豪雨の被災地への支援として、日本赤十字社へ1000万円の寄付をしたと公表をしています。
『日本では(寄付を公表することに)賛否両論があるかもしれませんが、欧米では(著名人が)率先して声を上げる動きがある。自分の活動によって、寄付の輪が広がっていくのならいいことだと思う』
引用元:スポーツ報知
『それによって、いろいろな方々が助かるのであれば、それでいい。これからも堂々と寄付をしていきたいと思う』
引用元:スポーツ報知
日本では有名人が寄付をしたり、被災地の情報等をSNSでシェアしたりすると、
売名行為
と批判され、かといっていつもどおりの投稿をすれば、
不謹慎だ
などと批判を受けてしまいますが、YOSHIKIさんは寄付をしたことを堂々と公表しています。
海外においては寄付金額を公表することは普通のことであり、セレブリティとしての義務であるという考えが浸透しているためだと思われます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
海外での生活や活動が長いYOSHIKIさんだからこそ、チャリティ精神にあふれているんですね。
私もかつては、有名人が寄付をしたり寄付金額を公表することに違和感を感じていた一人でした。
しかし、好きな有名人が寄付をしたことを知った時「私もやってみよう」と思い立った経験があります。
「自分の活動によって、寄付の輪が広がっていくのはいいことだと思う」
YOSHIKIさんの言葉は、本当にその通りだと思います。
結局、政治家をはじめとした偉いおじさま・おばさまよりも、セレブが行動に出た方が、比べようもないくらい影響が大きいんですよね。
それで多くの寄付金が集まったり、「自分の知らないところでこんな問題が起こっているのか」と、多くの人に知ってもらうきっかけとなります。
改めてYOSHIKIさんの積極的なチャリティ活動に敬意を表したいと思います。