夏休みが終わる前後に差し掛かると、

不登校登校拒否

不登校,登校拒否

という問題が浮き彫りになってきますが、この似たような2つの言葉。

 

同義語として認識されがちですが、微妙に意味の違いがあります。

 

今回は不登校と登校拒否という2つの事柄の意味や違いを再確認し、それぞれの原因と、もし「学校へ行きたくない」「学校へ行くのが辛い」という学生さんのために、どこで相談すれば良いかなどをお伝えしていこうと思います。

登校拒否と不登校の意味と違いは?

登校拒否

「登校拒否」と「不登校」という言葉は似ているようで、微妙に違います。

登校拒否とは

学校で嫌なこと(いじめなど)があり、それがトラウマになってしまい、「学校へ行こう」または「行かなければ」という本人の意思に反して拒絶反応が出てしまう状況を言います。

 

不登校とは

親へ反抗したり、学校に馴染めないなどという理由で、生徒自ら学校へ行かないという状況をさします。

 

どちらも学校へ行かない状況は同じですが、そこに至るまでのきっかけが違いますね。

 

登校拒否と不登校の原因は?

先ほど少し触れていますが、登校拒否と不登校の原因は何でしょうか?

ある程度同じような原因が挙げられますが、子供の成長ごとに登校拒否や不登校の原因も変わっていくようです。

 

小学生

教室

低学年(1・2年生)

◎長い時間親と離れて過ごすことになる

◎ルールや集団行動が増える

◎勉強がはじまる

といった原因が考えられます。

 

比較的自由な環境に慣れていた幼稚園・保育年期のあと、慣れない小学校へ通うことになり、新しい環境に拒否反応を示してしまう子が少なからず出てきます。

 

私も小学校へ入学したばかりの頃、同じクラスになった女の子が、最初は学校に来るのを嫌がっていたのを思い出しました^^;

小さい子供にとっては慣れない環境は不安ですよね。

 

3・4年生

◎複雑な人間関係

◎恥ずかしいという気持ち

◎勉強に少しずつついていけなくなる

などの原因が出てきます。

 

低学年頃までの「みんなで仲良く」という無邪気な雰囲気がなくなり、なにげなく生徒間やグループ感での優劣を意識するようになります。

 

さらに、自分が周りからどう思われているのかが気になってくる年齢でもあり、体育や音楽などの発表等がある授業で、恥ずかしさからうまく力を発揮できないような場面も出てきます。

 

その中で、「クラスのみんなから笑われた」「先生から指摘を受けた」などのことがあると、深く傷つきその後の学校生活に支障が出ることもあります。

 

高学年(5・6年生)

◎3・4年生の頃より人間関係がさらに複雑になる

◎学習内容が高度になる

◎先生や親(大人)を客観視するようになる

 

小学生とはいえ、勉強内容はしっかり難しくなってくるのが高学年です。

 

そして人間関係がさらに複雑になり、先生や親などの大人を客観視するようになることで、ただ大人に褒められて満足するようなシンプルな思考ではなくなります。

 

何気ない親の言葉をプレッシャーとして受け止めてしまったり、反抗してしまったりと、子供の成長に必要な時期とはいえ、非常に悩み疲れる年頃になるのではないかと思います。

 

中学生

教室

◎環境の変化

◎ルール・校則が厳しくなる

◎大人(教師)との関係性

◎年上の人(先輩)との関係性

◎成績が数字で評価されるようになる

◎学校の勉強・部活・塾などのハードなスケジュール

◎頑張っているのに思うような成果が出ない時

◎高校受験へのプレッシャー

◎中学卒業に対する不安感

などが挙げられます。

 

中学校では校則が厳しくなりますね。

前髪や靴下の長さ、スカートの長さなど、細かいルールを課せられます。

 

さらに教科担任制となり、より多くの大人たち(教師)や、部活では上級生(先輩)など、人間関係が多岐にわたります。

その中でどう立ち回るのか、ということを学ぶことになるのですが、人間関係に悩むことも出てくるかもしれませんね。

 

そして勉強に部活、塾にハードなスケジュールで頑張っているにもかかわらず、思うように成果があらわれないこともあり、それにやる気を無くしてしまう子もいるでしょう。

 

中学3年生にもなれば高校受験に悩みますし、慣れた中学校を卒業し、また新しい環境に飛び込んでいかないといけないという不安感なども考えられますね。

 

高校生

高校生

◎中学校から高校への環境の変化

◎成熟した思考

◎勉強内容が格段に難しくなってくる

◎将来への不安(高校卒業後)

◎大学受験のプレッシャー

 

高校は非義務教育とはいえ、日本ではほとんどの生徒が高校へ進学します。

しかしながら、「高校で勉強しても時間の無駄」「早く働きたい」「自立したい」といった、成熟した考えの生徒が不登校になる傾向があるようで、小学生のうちは精神的に未熟な子が不登校になりがちですが、高校ではそれが逆になります。

 

そして、将来どうしたいのか。

高校卒業後は大学進学か、専門学校か、それとも就職をするのか・・・など、いろんな選択肢があることに迷いますし、そもそも「自分にどんな特技があるのか」「何に適しているのか」ということを普段あまり意識しない限り、わからないものです。

 

「将来はこの仕事に就きたい」「自分の特技を生かしてあの仕事に就きたい」「得意なことを伸ばすためにもっと勉強したい」ということが、この年齢でわかっている子はごく少数かもしれませんが、これがわからないと結構不安なものです。

 

「学校へ行きたくない」と思ったらどこへ相談すれば良い?

電話相談

では「学校へ行きたくない」「学校へ行くのが辛い」と思ったら、一体どこへ相談すればよいのでしょうか?

 

チャイルドライン

18歳までの相談窓口です。

電話でも、ネットでチャット相談も可能です。

アドレス:https://childline.or.jp/

TEL:(0120)997777

 

生きづらびっと

LINE ID:@yorisoi-chat

 

東京メンタルヘルス・スクエア

アドレス:https://www.npo-tms.or.jp/

LINE ID:@snscounselor

 

まとめ

電話相談

いかがでしたでしょうか?

 

主な3つの相談窓口をご紹介しましたが、「また長い学校生活が始まる・・・」と不安を抱える生徒さんに参考にしていただけたらと思います。

また相談窓口について新たな情報があれば随時お伝えしていこうと思います。

 

自分が今何を感じて、学校へ行くことを拒否するのか。

その原因をなるべく自分だけで抱え込まないようにしていただきたいです。

 

親や担任に話すのにすごく勇気がいると思ったら、気軽に電話やチャットなどの相談窓口を利用するのもいいでしょう。

身近な人ほど、話しにくいものですからね。