私たちが1月1日にお祝いするのはお正月・・・ですよね^^;
何を今さら、とつっこまれそうですが(汗)
では「春節」・・・またの名を「旧正月」というのはご存知でしょうか?
聞いたことはあるけど、詳しくは知らないという方も多いかもしれません。
私も聞いたことはありますが、中国の方のお正月?くらいの認識ですねぇ。
私たち日本人にとってはあまり馴染みがないかもしれません。
ということで今回は、春節または旧正月とはどんな行事なのか?どれくらいの期間をかけてお祝いをするのか?日本の「お年玉」のような風習はあるのか?など、私たちの思うお正月とどう違うのかを調べていこうと思います♪
春節(旧正月)とは?
私たち日本人が思うお正月といったら、当然ですが1月1日の元旦ということになります。
これは「新暦(太陽暦)」と言い、地球が太陽の周りを回る周期(太陽年)をもとにしたもの。
一方、中国のお正月と言うと、
春節(旧正月)という日になります。
こちらは「旧暦(太陰暦)」と言い、月の満ち欠けがもとになっています。
日本もかつてはこの旧暦(太陰暦)を用いていたので、「年越し」というと旧正月のことをさしていたんです。
明治維新後、政府が太陰暦から太陽暦に変え、元旦にお正月を迎えるようになったんです。
春節(旧正月)は中国に限らず、台湾、韓国、北朝鮮、ベトナム、シンガポール、マレーシア、インドネシア、ブルネイ、モンゴルでは国の休日として春節をお祝いしているそうですよ。
春節(旧正月)の期間はどれくらい?
先に述べておきますと、旧暦の元旦は毎年変わります。
私たち日本人は新暦(太陽暦)を使用していますよね。先程も触れましたが旧暦は太陰暦、月の満ち欠けをもとにしています。
新月から満ち欠けを経てまた新月へ戻る、という周期が29.5日とされています。
太陽暦と違い、太陰暦には1ヶ月31日となることはないんですね。
ということは、太陽暦のように「1年365日」に満たなくなるわけです。
29.5日×12ヶ月=約354日
太陽暦(365日)と太陰暦(354日)では11日間の差が発生し、この差を調整するためにあるのが閏月(うるうづき)なんだそうです。
これにより、1年が13ヶ月となる年があるそうで(?!)、このために旧暦の元旦は毎年日にちが変わります。
ということで、2018年の春節(旧正月)の期間はどうなっているのでしょうか?
来年2018年は2月15日~2月21日という予想です!
春節のお休みは毎年大晦日から7日間になります。
春節が2月16日になり、大晦日の2月15日から7日間の2月21日までという感じですね。
まだ予想という段階ですが、毎年中国政府が当年の12月の中旬頃に発表するんだそうですよ♪
日本のお正月のように春節(旧正月)もお年玉の習慣はあるの?
日本のお年玉のような風習が中国にもありました♪
「圧歳銭(ヤースイチェン)」と呼ばれるものがあるようです。
もともとは家長が子どもたちに年の数だけ銅銭を与えて、祟を防ぐという意味の風習でした。
ちなみに「圧祟銭」と書きます。
「祟」と「歳」は同じ発音だったので、次第に「圧歳銭」と呼ばれるようになったんですね^_^
もともとはこんな風習でしたが、現代ともなればすっかり厄除けの意味合いはなくなりました。そして、かつては兄弟がたくさんいてその中で少額ずつもらっていたものを、一人っ子政策により、親や親戚などから一人の子供に圧歳銭が集中するようになりました。
その額なんと、数千円~数万円に達することもあるらしいですよ!
いやいや、数万円は子供に良くないでしょ・・・金銭感覚おかしくなりませんかねぇ^^;
人のお家の子供とはいえ、なんだか心配(余計なお世話?)。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
ニュースでも旧正月を祝う中国をはじめとした海外のことを取り上げていますが、旧正月の詳しいことまでは知ることはありませんでした。
旧暦と新暦の違いも私たち日本人の生活の中では感じる場がないので、非常に新鮮です!
違う文化を知ることは本当に面白いですね^_^