さて、とうとうこの日がやってまいりました!
平成天皇が退位されるということで、4月30日をもって平成の世が終わるわけですが、新しい元号が発表されましたね!
「令和」
となりました!
いつもクールな菅官房長官も、何となく表情が柔らかい♪
いやいや・・・新しい時代がやってくるのかと思うと気持ちが引き締まりますし、同時に目頭が熱くなってきますねぇ。
元号というのはもちろんですが、深い意味が込められています。
次の時代となる「令和」にはどんな意味が込められているのでしょうか?
そして「令和」は万葉集から引用されたそうですが、そもそも万葉集ってどんなものだったでしょうか?
学生時代は日本史などの授業で出てきたワードですが、説明しようとするとわかんないですよね^^;
この際ですから、ざっくりと調べていきたいと思います♪
新元号は「令和」♪その意味とは?
これまでの元号には、これから始まる新しい時代への思い、意味が込められていますよね。
今回決定した「令和」にはどんな意味が込められているのでしょうか?
新元号発表からすぐ、安倍総理大臣の談話が発表されましたが、その中で総理は「令和」に込めた意味について、
「人々が美しく心を寄せ合う中で、文化が生まれ育つという意味が込められている」
と語られています。
そして、『万葉集』の
「初春の令月にして 気淑く風和ぎ 梅は鏡前の粉を披き 蘭は珮後の香を薫らす」
という一節からとられたもの。
「厳しい寒さの後に春の訪れを告げる、見事に咲き誇る梅の花のように、日本人がそれぞれの花を大きく咲かせることができる、そんな日本でありたい」
そんな意味が込められているわけですが、希望に溢れた意味合いで、とても良い元号だなと思いますね。
「大化」から今日まで247もの元号が決められてきたわけですが、それまでは中国の古典から引用されたものでしたが、「令和」になって初めて、日本の万葉集から引用されることとなったわけです。
そう思うと非常に感慨深いですし、とても美しい響きだなと改めて感じます。
今さら聞けない・・・万葉集って何?
今回新元号の「令和」の出典となった『万葉集』。
私達も学校の授業、日本史では必ず目にする「万葉集」というワードでしたが、いまいちどんなものなのか説明しろと言われたら「え~っと・・・」としどろもどろになってしまうくらいわからないもの。
万葉集とは、奈良時代末期に編纂された20巻からなる日本最古の和歌集です。
このような時代に和歌を詠むなんて、とても身分の高い方々でしかできないことなんじゃないの?と思いますよね。実際に歌人として、
額田王
柿本人麻呂
山部赤人
大伴家持
などなど、そうそうたるメンバーが名を連ねているわけです。
しかし、万葉集の面白いところは、作者不詳の防人・農民のような様々な身分の人達の歌も含まれています。
天皇から庶民まで広くたくさの人に詠まれた4500首あまりの歌が集められています。
さいごに
新元号が「令和」となり、出典となった万葉集にも改めて注目が集まっているようで、
「もう一度万葉集勉強してみようかな」
なんていう声もあるようですね!
この万葉集の件のように、人々の関心は意外なところへ向いていくものですが、今回意外にも
若者
からの反応も非常に大きかったようです。
平成生まれの若者からしたら、はじめて元号が変わるという瞬間に出会うわけですし、昭和⇨平成のときとは違い、SNSの存在もありますから、思いの外注目を集めたようです。
「令和」に込められた素敵な意味を胸に抱いて、新しい時代の幕開けを待ちましょう♪
もうすぐですね!