暖房器具の準備が必要な時期にせまってきました♪
エアコンやガスファンヒーター、石油ストーブなどなど、様々な暖房器具がありますが、
オイルヒーター
は使ったことありますか?
エアコンやガスファンヒーターなどの温風が出るタイプが苦手・・・という方にとっては注目したい暖房器具になると思います。
他の暖房器具に比べると使っている人は少ないかもしれませんが、今回はオイルヒーターの火事の危険性としてどんなことがあるのか?
最適な置き場所としてどこが良いのか?
そんなことを、お伝えしていきたいと思います。
オイルヒーターとは
オイルヒーターとは、上画像のような感じの暖房器具です。
アコーディオンみたいですね♪
フィンの付いた密閉容器に難燃性の油が密閉されており、電気を流すことで内部の油が加熱され、温度が上昇したオイルがパイプ内を循環することで放熱する暖房器具である
引用元:電気設備の知識と技術
ストーブのように火を使ったり、エアコンやガスファンヒーターのように温風を出して部屋をあたためるという仕組みではなく、オイルヒーターの表面についた多数の放熱フィンから放熱させるもの。
「フィン」っていうのは、蛇腹っぽい部分のことですね♪
オイルヒーターの本体から放熱された輻射熱によって部屋をあたためるので、部屋の空気を汚す心配がありません。
これが一番のメリットとも言えるでしょう。
もちろん十分な注意は必要ですが、ガスファンヒーターやストーブのように熱源が熱くならないですし、風を出さない器具なので、室内のホコリが舞ってしまうなどの心配をする必要がないのです。
輻射熱によって部屋をあたためる仕組みなので、強い熱を発するガスファンヒーターやストーブよりは、あたたまるまで時間がかかりますし、暖房効果も低いということがデメリットでもあります。
なので、適切な置き場所を確保しないと、部屋が全然あたたまらないなんてことも出てきますし、電気代だけが高くついてしまったなんてこともありますので、そこは要注意です。
オイルヒーターの火事の危険性は?
オイルヒーターによる火事の危険性はあるのでしょうか?
火を使わないから火事の危険性はない?
まず先程も少し触れましたが、オイルヒーターは火を使いません。
コンセントをさして電気で動かす暖房器具なので、火を使わないという点でまずひとつ、火事の危険性はある程度避けられます。
小さいお子さんやお年寄り、ペットにとっては安心です。
安全機能が搭載されいるから火事の危険性はない?
さらに、メーカーによって様々だと思いますが、安全に配慮した機能もついていることが多いですね。
オイルヒーターといえばデロンギが有名ですが、そのデロンギの製品には、
転倒時に自動で電源が遮断される
発熱・発火事故を防ぐ安全プラグを搭載している
という機能がついていたりします。
暖房器具を使用するからには機械そのものに頼り切っていてはいけないのですが、デロンギのような機能がついているということは、気持ち的に安心ですよね。
家電である限り火事の危険性はゼロではない
オイルヒーターは安全性が売りです。
なんといっても、
火を使わない
安全機能が充実している
ということが大きいですからね。
ただ、電気を使用する家電である限りは、火事の危険性はまったくゼロではないということです。
オイルヒーターのデメリットとして、
電気代がかかる
暖房効率が悪い
などがありますが、「電気代がかかる」ということはそれだけ使用する電気も多いわけですね。
オイルヒーターを使用する際に、コンセントが2つ口以上のものである場合は、一つだけオイルヒーターのプラグを差し込み、あとの穴は使用しないことが大事です。
必ず一つ穴だけを使用しないと、容量オーバーで異常発熱を起こし、火災の原因になる可能性があります。
使用電力が多いということは、延長コードやタップなども使用しないことです。
さきほどのコンセントを単独で使うということと同じように、異常発熱を起こし火災の原因になります。
あとはどんな家電を使用する際にも気をつけなければいけないことですが、
◎電源プラグやコンセントにホコリがかぶっていないか
◎電源プラグの刃が変形していないか
◎コンセントにガタツキはないか
◎電源コードに重いものや無理な力が加わり続けていないか
◎電源コードは束ねたりせず、伸ばして使う
などに気をつけていなければいけませんね。
設置場所はカーテン近くじゃなく窓際?
オイルヒーターは適切な設置場所を設けておかないと、暖房効果が薄れるのはもちろんですが、人体に対して、さらに家屋や家財に対しても損害に結びついてしまうことになるからです。
適切な設置場所はカーテン近くじゃなく窓際へ?
あたたまり方が緩やかなオイルヒーター。
暖房効率を上げるための適切な設置場所を確認しておきましょう♪
適切な設置場所
窓際
外気に触れている壁際
が良いですね♪
オイルヒーターの熱が冷気をブロックすることで、部屋の暖房効率があがります。
逆に出入りの多いドア付近だと、冷気が侵入する機会が増えてしまい、室内のあたたまった空気も外へ逃げていくので、非常に効率が悪いですよね。
設置する際の注意点
◎壁や電源をとるコンセント、さらにカーテンから20cm以上離す
カーテンや家具などの材質によっては変色・変質する場合もあるので、ある程度の距離を保つことが大切です。
◎テーブルや机の下では使用しない
そして、使ったことがある人はわかると思いますが、オイルヒーターの上部に手をかざすとあたたかい熱を感じます。
なのでオイルヒーターの上部をふさぐようにして、テーブルや机の下で使用すると空気の対流ができないので高温になるので要注意です。
◎人や家具からは1m以上離す
人の出入りの多いリビング、家具のある部屋、寝室などで使用する際も、接触や転倒を防ぐため安全な距離を保つようにしておきましょう♪
◎毛足の長いじゅうたん、凹凸のある床は避け、平らな場所に
平らな場所に置くのは基本中の基本です!
転倒防止のために安全な平らな場所に置きましょう。
まとめ
オイルヒーターを使ったことがない人にとっては、安全に使えるのかということは一番に考えることだと思います。
・火を使わない
・安全のための機能が充実している
という魅力的な特徴のオイルヒーターですが、消費電力の多い家電なので、ある程度の注意点を守って使用していく必要があります。
冬に向けてオイルヒーターを買おうと思っている方への参考になれば幸いです♪