お正月飾りの定番はいくつもありますが、鏡餅は忘れてはいけない飾りの一つですよね^_^
最近では鏡餅の形をした入れ物の中に、真空パックだったり、個包装のお餅がいくつか入っているタイプがあって、便利になりましたよね。
一方で、お正月にお米屋さんやお餅屋さんで注文しているご家庭もあることと思います。
我が家は近くにそういったお店がないので、親戚に頼んで一緒に注文してもらっています♪やっぱりお餅屋さんのお餅は美味しいですから!
ところで、みなさんのご家庭では鏡餅をいつからいつまで飾っていますか?
いつまでも出していると、ヒビやカビが生えてしまって、正直どうしたら良いのかわからなくなってしまいますよね^^;
地域によって違うかもしれませんが、今回は鏡餅をいつからいつまで飾るのか、関東と関西で違いはあるのか?さらに、鏡餅にカビがはえてしまった場合にどうするかなども調べていこうと思います♪
鏡餅はいつからいつまで飾る?
鏡餅いつから飾る?
一般的には、
12月28日
とされています。
「8(八)」があることから、末広がりで縁起が良いという意味からだそうです。
29日の場合は、「9」があることで、「苦」を連想させ、あまり良くないと言われています。しかし「29(福・フク)」とポジティブな意味合いで捉える地域もあるそうです・・・これはこれで面白いですね^^;
30日の場合、旧暦だと大晦日にあたるため、良くないそうです(後述する31日の理由と同じです)。
31日の場合、「一夜飾り」と言って、
「歳神様に失礼だ」「歳神様に対して誠意に欠ける」
という理由があるそうです。しかし、浄土真宗では31日に飾りをつけるそうなので、この限りではないようですね。
万が一、28日に飾り付けが間に合わなかったという場合は、せめて30日までには済ませておきたいものですね!
鏡餅いつまで飾る?
鏡餅を下げる「鏡開き」は、一般的に
1月11日
となります。
理由として、「ゾロ目で縁起が良い」ということだそうです。
鏡餅は歳神様へのお供え物ですから、歳神様がいらっしゃる「松の内」という1月7日までの間は、鏡餅を下げたり食べたりすることはしません。
ちなみに「松の内」、関西地方は1月15日だそうです。
関東と関西で鏡餅を飾る期間は違う?
一般的に鏡開きは1月11日。
しかし、これも地域によっては差があるようです。
昔は1月20日に鏡開きをしていたそうですが、江戸幕府3代将軍・徳川家光が亡くなったのが、
4月20日。
将軍様が亡くなった日と同じではいかがなものか・・・と当時の方々は考えたんでしょうねぇ^^;
「20日」という共通項から、この日を忌日として避け、鏡開きを1月11日としました。
これは江戸幕府のあった関東地方を中心に広がったんですね。
一方、幕府の影響をそれほど受けなかった関西地方は、もともとの松の内である1月15日に鏡開きをする場合が多いようですね。
グレゴリオ新暦になった現在は、松の内を1月15日としていた地域は1月20日に行われる場合もあります。
京都や近隣の一部地域では、1月4日を鏡開きとする場合もあるようです。明確な理由がないという意見もあれば、この地域に「3元日が終わればお正月は終わり」という考え方があったともされます。
鏡餅にカビがはえたらどうするの?
ここ最近に多い、真空パックタイプのものならカビの心配もないですが、さすがに鏡餅が生のお餅の場合はカビがはえたら気をつけたいものです。
小さな点々程度の状態であれば、カビのはえた部分を削って食べている、なんてご家庭も多いかもしれません。
しかし、削ったからといって、完全にカビが取り除かれたとも言い難いですよね。
菌がお餅の内部に侵食している可能性もあるわけです。
もしものことを考えると、食べずに処分するほうが安全かと思います。
鏡餅を捨てるということに抵抗がある場合、1月15日(地域や神社によって違いあり)に行われる、
どんど焼き
に出してみてはいかがでしょうか?
どんど焼きとは、歳神様をお迎えするためのお正月飾りを神社で焚き上げるという行事です。
歳神様はどんど焼きで出た煙にのって天に戻られるといわれており、それをお見送りするという意味もあります。
どんど焼きに行けない!という場合は、鏡餅を半紙に包んで塩で清め、感謝の念を持って、自治体の支持に従って護美として出されるのが良いと思います^_^
まとめ
いかがでしたでしょうか?
こういった昔からの風習は、意外と詳しくはわからないものですよね♪
でも、一つ一つの決まりにはちゃんと意味があって、知っているのと知らないのとでは全く違います^_^
何のために神社に行って、何のためのお正月飾りなのか・・・知ると意外と面白いものですよ!