11月29日(水)に横綱・日馬富士の引退会見が行われました。
会見理由は皆さんもご存知の通りだと思いますが、幕内力士・貴ノ岩への酒席での暴力です。
今日の会見を迎えるまで長かったですが、日馬富士はどこまで踏み込んだ説明をしてくれるのでしょうか?
果たして事件の真相はわかるのでしょうか?
日馬富士・引退会見。事件の真相は?
会見場に姿を現した日馬富士と伊勢ケ濱親方。
報道陣を前にするとすでに親方は目元をハンカチで押さえ、涙を隠せない様子でしたね。
一方、日馬富士はただただまっすぐ前を見ていました。
しかし、報道陣からの質問に対して返ってくる言葉は、同じような言葉を並べている、という印象。
暴行事件が怒るまでにどういった経緯があったのか、貴ノ岩とのどんなやりとりがあったのか・・・などの真相はやはりわからない状態ですね。
しかし、貴ノ岩の頭の傷の写真が事件の真相を物語っています。
思わず目を背けたくなるほど、非常に痛々しいです。
貴ノ岩への謝罪なし?!
引退会見を見ていた方は気づいているかもしれませんが、貴ノ岩や貴乃花親方への直接の謝罪の言葉は一切なかったですね。
ネット上でも、同じような意見が多く、
「貴ノ岩関や貴乃花親方への謝罪の言葉がなくない?!」
「1番は引退どうこうじゃなくて、謝ることじゃない?」
「なぜ会見の一言目に謝罪の言葉がないのか?」
「スッキリしない変な記者会見」
など、厳しい声が多いようです。
暴行までの経緯については
先輩横綱として、礼儀と礼節がなっていないと思い、直すのが先輩の義務だと思っている。しかったことが、彼(貴ノ岩)を傷つけ、世間を騒がし、ファンや協会に迷惑をかけることになった
これからのことを思ってしかったが、行きすぎたことになった。
引用元:朝日新聞
貴ノ岩への今後を思ってしかったことが、行き過ぎた形になってしまったというような発言がありましたが、貴ノ岩への直接的な謝罪というふうにはとれないように思えます。
伊勢ケ濱親方の態度が悪い?!
会見場に現れた時はハンカチで目頭をおさえ、肩をふるわせ泣いていた伊勢ケ浜親方。
しかし、会見が進むうちに伊勢ケ濱親方は記者の質問に対し、キレ気味になるという視聴者からすると信じられない態度にうってかわります。
「くり返し同じような質問をするな」という態度に出ていたようです。
これにはネット上でも厳しい声が多く挙がっています。
「相撲協会が膿だらけなのがよくわかる」
「親方に叱られる記者。変な空気で終わってしまったね」
「親方も『なぜこんなことになってしまったのか』を繰り返すだけ」
「逆ギレはダメだよね」
などなど、私自身も同じように感じた意見はいくつかありました。
これでは「貴ノ岩への行為自体に対する反省」は全く感じられないですし、記者や世間に対しても説明責任も果たせていない。熱心な相撲ファンはどう思うのでしょうか?
まとめ
横綱・日馬富士の引退会見についてでした。
この引退会見は正直、残念な結果だと感じました。
会見時には、
「酒癖が悪いと言われたことはない」
「お酒を飲んだからこその事件ではない」
と語っていた日馬富士ですが、たとえお酒を飲んでいなかった状態での事件だとしてもこれは非常にまずいことだと思うんですね。
普段の稽古で鍛えている力士の貴ノ岩でさえあのような傷を作ってしまうくらいですから、「お酒を飲んでいたor飲んでいない」などの単純な話では済みません。
またさらに細かい出来事がわかっていくかと思います。今後の動きに注目です。
記者会見で貴ノ岩に謝罪が無かった事ともう一つ奇異に感じたのは日馬富士の言葉で、貴ノ岩を「弟弟子」と何度も呼んでいた点だ。 同じ部屋での先輩・後輩の関係で「兄弟子」「弟弟子」というのが正しいと思う。貴ノ岩とは別部屋、言わばよその家の子を勝手に「弟」と呼んでいる様なものだ。
また、事件の翌日、被害者の貴ノ岩が挨拶に行った際も謝罪どころか「叱ってくれる兄が居た事を有難く思え」とは何たる態度か! 日本人の良識としては加害者が被害者を訪問して謝罪するべきだと思うが。
貴乃花親方がモンゴル会や現役時代の八角理事長一派の「八百長相撲」を一掃しようとする熱意を、組織ぐるみで隠蔽しようとする相撲協会に、世論や文化庁から厳しく断罪されるべきと思う。
ツールド親父様
私のブログを読んでくださり、そして熱心なコメントをどうもありがとうございました。
私も貴乃花親方が風通し良く、より良い相撲界にしてくださることを願っています。