共働き夫婦が増え、子供の面倒を祖父母にお願いするケースが非常に多いですよね。
本当は自分たちで子供の面倒を見なくてはいけないことは重々承知なんだけれど、家計のために働いて、孫のことはおじいちゃん・おばあちゃんを頼るしかない・・・と最後の手段としてお願いするご夫婦はいらっしゃるはず。
しかしながら、年老いた祖父母に元気いっぱいの孫の面倒を見てもらうということは、やはり負担が大きいもの。
今回は、孫を祖父母に預けたその後気をつけるべき、よくある事故についてお伝えしていきたいと思います。
祖父母に孫の面倒は負担が大きい?
孫の年齢や、その子の性格、または親の躾がどの程度及んでいるかなどにもよりますが、親や祖父母のいいつけを素直に守る子ならともかく、言っても聞かない(子供だからそういう子がほとんどでしょうが)、落ち着きがなく行動の激しい子だと、祖父母にとっては体力的・精神的にも負担が大きいことは間違いありません。
それこそ、幼児くらいまでの年齢は、一時も目が話せません。
興味のある対象に目が釘付けになり、保護者の一瞬のスキを突いてどんな行動に走るかわかりません。
そして、何よりも体力的な問題が一番。
年齢を重ねれば、たとえ少しの変化などにも敏感になるのが高齢者というもの。
いくら子育ての経験者だからといって、若い時とは勝手が違います。
さらにご家庭ごとでのトラブルも発生しているようです。
孫の面倒をみさせておきながら、しつけとして祖父母から孫に注意を受けたりすることに、あまりいい顔をしない親たち。
逆に祖父母が孫にとても甘すぎて、親が困り果てるパターンなど様々です。
家族間の関係を脅かすことにもなりかねないことも起こっているようですね。
祖父母に孫を預けたその後気をつけるべき事故とは?
迷子または行方不明
外出時に祖父母から離れてしまい迷子になったり、最悪のパターンだと行方不明になる可能性もあります。
「迷子」と聞くと、人混みの多い場所を連想しますね。
ショッピングモールや、テーマパーク、映画館、夏祭り等の季節のイベントなどですね。
あとは自然の多い場所もそうです。
夏休みに田舎に帰省した、自然の多い場所に旅行に来た、ハイキング、海水浴などなど。
まぁ、祖父母と孫だけで旅行なんてことはそうそうないと思いますが、楽しい気分のときというのは周囲に対する注意が薄れています。
お孫さんから目を離さず、その場を離れようとしたら止めるか、一緒についていってあげるのが鉄則です。
車による事故
車による事故もいろんなパターンで考えることができます。
「車の死角で遊んでいた孫に気が付かず、車を発進させてしまい轢いてしまう」
「物陰から急に飛び出してきた孫に対応しきれず、轢いてしまった」
「運転中に交通事故に遭い、同乗していた孫が亡くなってしまう」など。
若いときよりも運転スキルや、判断能力、瞬時に対応する力が低下しています。
祖父母にとっても、元気なお孫さんと車に乗るということは、精神的な負担が大きいことでしょう。
車の送迎を必要とするお願いはできるだけ避けることが一番です。
食べ物による窒息事故
以前からこんにゃくゼリーでの窒息事故がニュースで取り上げられていました。
これに関しては子供だけでなく、ご老人にもあてはまりますが、飲み込む力が弱いので気をつけるべきことですね。
ゼリーというと、小さなカップに入ったものが主流でしたが、スプーンを使用することで被害は最小限に防げます。最近は安全で食べやすいパウチタイプもよく出回っていますね。
ゼリーの他にのどに詰まりやすい食べ物といえば、
お餅
飴玉
など。
かくいう私も子供の時に飴玉をなめながらおしゃべりして笑っていたら、のどにスポッ!とはまり込んで怖い思いをした思い出があります^^;
何もなかったからこそ、苦笑いでもしながら今お話ができるわけですが、ちゃんと気をつけさえすれば最悪の事態を避けることは出来ます。
誤飲
さきほどの食べ物による窒息と同じく、口に入ることで被害に遭う誤飲です。
これはある程度大きくなったお孫さんであればまず避けることが出来ますが、仮になんでも手にとっては口に入れてしまうというくらいの小さな子を預かった場合に気をつけるべきことです。
とにかく手に届く場所にものを置かないというのが鉄則です。
口に入るサイズ感のものはとにかくすべて片付けておく必要があるでしょう。
ペットによるケガ
犬や猫は子供に優しいと聞きますが、それはいつも一緒にいる家族だからこその話。
普段見慣れない人には警戒心を示すものですし、たとえ慣れているとしても、いつも一緒にいる家族と同じ関係性であるとは限りませんので注意が必要です。
「祖父母の家にはしょっちゅう出入りしているから大丈夫」
と油断していてはいけません。
遊んでいるうちに犬や猫が興奮して、爪や歯が出てしまう場合もあるんです。
ペットが小型なのか大型なのかはもはや関係ありません。
普段リードをつけず、ゲージにも入れず飼っている場合でも、子供夫婦や孫とペットの関係性を見極めてから放し飼いをすべきです。
できることなら、孫たちがいる間はしっかりと防止策をしておくことが必要です。
まとめ
祖父母に孫を預けたその後気をつけるべき事故についてお話してきました。
自分の子供を預けるわけですから、当然大事に面倒を見てほしいですし、ケガや事故のないようにと心配になるのはわかります。
しかし、面倒を見てくれている祖父母に負担がかかっていることや、感謝の気持ちだけは忘れないでください。
確かに可愛い孫と一緒に過ごす時間が多くなりますから、祖父母としては嬉しい気持ちでやってくれているはずなのですが、肉体的・精神的負担は結局私たちにはわからないものです。
面倒を見てくれるにあたって、何か不満点や気になること、「こうして欲しい」という祖父母の希望や、疲れていないかなど、話を聞いてあげることがトラブル予防になりますし、非常に大事な事だと思います。